DXとBPR

多くの自治体は、ＩCＴ化のために膨大な予算を費やしています。しかし、投資に見合った業務革新はできているでしょうか。行財政改革の目玉であったＩCＴ化は、膨大な予算を投入したにもかかわらず、業務革新が伴わず、その結果、文書作成が手書きからPCに変わったに過ぎないと言われるくらい紙ベースのままで旧態依然の状態です。今後地方自治体は、体育館、野球場などの公の施設の改修や、道路、橋梁、トンネルなどの更新時期を迎えます。果たして財政負担に耐えられるでしょうか。DXの取組みにおいては、まず業務革新（BPR）を行うことが必須と考えます。大量・反復の業務をどう簡素化するか、生活保護のような個別・複雑な業務をどう標準化するか、地方自治体の業務革新と併せてDXに取り組む必要があります。DXとBPRは、今後の自治体経営を大きく変容させることができます。是非、一緒に模索していきたいと思います。

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